古河電工グループ、中国ワイヤーハーネス製造会社の経営権を取得

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古河電気工業は、古河ASの子会社で中国向け投資会社であるフルカワ・オート・パーツ・リミテッド(FAHK)がワイヤーハーネス製造拠点である重慶長華汽車線束の経営権を取得したと発表した。

重慶長華は中国華中地区にあるワイヤーハーネスを製造会社で、FAHKは1996年に資本参加、重慶長安汽車電器との折半出資会社となった。

今後、成長が見込まれる長安汽車など、華中・西南地区の自動車メーカーに対してワイヤーハーネスの供給体制を強化して事業を拡大するため、古河電工グループが経営権を取得することにした。

FAHKは、重慶長華の出資する15%を合弁パートナーである長安電器から取得、出資比率を50%から65%に引き上げ、重慶長華の経営権を取得した。

今回の重慶長華の経営権取得で、古河電工グループが2006年から進めてきた地域ごとの製造拠点の再編がほぼ完了する。今後は2010年に設立した設計営業会社である古河汽車部件設計開発(天津)と製造拠点の連携を強化、日系自動車メーカーに加え、中国系の現地自動車メーカーへの拡販を図る。

《レスポンス編集部》

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