【日野 デュトロ 新型発表】アトキンソンサイクル+ハイブリッド

エコカー ハイブリッド
日野 デュトロ 新型発表
日野 デュトロ 新型発表 全 6 枚 拡大写真

新しい日野『デュトロ』におけるトピックは色々あるが、何と言っても注目されるのはハイブリッドだろう。

画像:日野デュトロ新型

ハイブリッドモデル自体は先代モデルから用意されているが、今回、市販ディーゼルで初のアトキンソンサイクルを採用し、エンジンの進化を図った。

アトキンソンサイクルとは、吸入と圧縮行程の仕事率を変え、少ない燃料を燃焼させて大きく膨張させることにより、駆動力としてより多くのエネルギーを取り出せる機構。

実際には吸気バルブを圧縮行程に入るまで開いておき、吸入空気を押し戻すことで圧縮行程を減らしているのだ。マツダがミラーサイクルと呼んでいるのも、同様の機構。実際のストロークは変わらないから摩擦やポンプ損失はほとんど減らないが、燃焼によるエネルギーをより無駄なく回収できるメリットは大きい。

しかしディーゼルの場合、圧縮比を落とすと燃焼温度が下がってしまうため、排ガスのクリーンさを維持する問題もあって、実現はガソリン車以上に難しい。それでも燃料の噴射制御など様々な技術を駆使しても実現したのは、ハイブリッドと組み合わせるからだ。

通常のディーゼルと比べ、アトキンソンサイクルにした場合、低負荷時の燃料消費率は向上するが、発生するトルクも大きく下がってしまう。元々ロングストロークで空気をギュッと圧縮してトルクを生み出すエンジンだから当然のことだ。トラック用エンジンでトルクが小さいのは大きな弱点となるが、それを補うモーターがあればデメリットは打ち消され、低燃費というメリットが輝き出すのである。

ハイブリッド技術に磨きをかける、その一方でディーゼルエンジンの省燃費化や排ガス浄化も進化させた。設定されるボディバリエーションに制限はあるものの、今度のデュトロではハイブリッドが大本命なのである。

《高根英幸》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LS』改良新型、操縦安定性と乗り心地を向上…1414万円から
  2. 「駐車場に収まるレクサスが…」コンパクトSUV『UX』生産終了にSNSで惜しむ声、次期型への期待も
  3. スバル『クロストレック』2.0Lが終了、ストロングハイブリッド主力に…価格は80万円上昇?
  4. レクサス『IS』に25周年記念車、専用グリーンと日本にない3.5リットルV6搭載…北米限定350台
  5. トヨタとスカニアが提携、水素燃料電池で重量輸送実現へ…燃料電池トラックを2027年初頭に運行開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
ランキングをもっと見る