ゴードン・マレー、市販EVを発表

エコカー EV
ゴードンマレーデザインの小型EV T.27の市販モデルが英国で公開された
ゴードンマレーデザインの小型EV T.27の市販モデルが英国で公開された 全 1 枚 拡大写真

有名デザイナー、ゴードン・マレー氏が率いるゴードンマレーデザイン社は29日、英国ロンドンにおいて、市販EVの『T.27』を初公開した。

ゴードン・マレー氏は2009年9月、低価格シティコミューターの市販計画を公表。『T.25』と呼ばれるのがそのモデルで、2012年の欧州市場投入を目指している。T.27は、そのEVバージョンだ。

開発コンセプトは、「世界で最も高効率なEV」。EVパワートレーンは、ZYTEKオートモーティブ社と共同開発した。

モーターは、最大出力34psを発生。二次電池は、蓄電容量12kWhのリチウムイオンバッテリーだ。0-100km/h加速は約15秒、最高速は105km/h。1回の充電での最大航続距離は、210kmを確保している。充電時間は、約4時間だ。

ボディサイズは全長2500×全幅1300×全高1600mm、ホイールベース1780mmと非常にコンパクト。車両重量は、バッテリー込みで680kgに抑えられる。

「iセンター」と名づけられたシート配置は、『マクラーレンF1』と同じアイデア。中央にドライバーが座り、乗員はドライバーの後方左右に1名ずつが着座する。乗車定員は3名だ。

T.27の開発は、英国政府が全面的にバックアップ。総開発費は900万ポンド(約12億円)だが、その半分の450万ポンド(約6億円)を英国政府が支援する。現時点では車両価格は公表されていないが、1万5000ポンド(約195万円)程度と見られている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. テスラが社名変更、エネルギー事業拡大へ
  2. ホンダ『シビック』、米国初のハイブリッドは200馬力…「タイプR」以外では最強
  3. ジープの小型SUV『アベンジャー』、PHEVの「4xe」を間もなく発表へ
  4. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  5. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  6. “10年先を行く”究極のハイパフォーマンスホイール、レイズ『グラムライツ 57NR』の技術革新と魅力の全貌PR
  7. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  8. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  9. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  10. EVジェネシス、曲がる太陽電池を搭載した3輪車の実証実験開始
ランキングをもっと見る