フォルクスワーゲンが、市販に向けて研究開発を進めているプラグインハイブリッド車(PHV)、「ツインドライブ」。その最新モデルが、ドイツ・ベルリンで公開された。
ツインドライブは従来、『ゴルフ』のハッチバックをベースにしていた。しかし、今回披露されたモデルは、そのワゴン版の『ゴルフヴァリアント』をベースにしているのが特徴だ。
同車は、モーター走行が基本。モーターは最大出力116ps、最大トルク61.2kgmを引き出す。二次電池は、蓄電容量11.2〜13.2kWhのリチウムイオンバッテリー。最大57kmをゼロエミッション走行できる。
バッテリー残量が少なくなると、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンが始動。モーターとエンジンを併用した走行モードに変化する。その結果、最大航続可能距離は、約900kmまで伸びる仕組みだ。
フォルクスワーゲンは、ゴルフヴァリアントのツインドライブ20台をドイツでの実証実験に提供。プラグインハイブリッド車の早期市販を目指す。