【WTP 11】環境変化を隠ぺい、モバイル接続を改善

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切断耐性モバイル通信サービスの仕組み
切断耐性モバイル通信サービスの仕組み 全 3 枚 拡大写真

 新幹線など電車のなかでモバイル通信を行っている最中に、突然トンネルに入って通信が遮断。再度手動で接続し直して、データのダウンロードやメールなどのやりとりを最初からやり直す。こんな経験をした覚えはないだろうか?

 KDDI研究所が提案する「切断耐性モバイル通信」の技術は、無線が届かなくなり通信が切断されても、アプリケーションとしてはセッションを維持するもの。アプリケーションに対して、無線環境の変化をうまく隠ぺいする形を実現したソリューションと言える。

 クライアント側には切断耐性ソフトを、ネットワーク側には切断耐性サーバというプロキシサーバを用意する。この2つを、本来のWebサーバとWebブラウザの間に介在させ、切断耐性を実現している。無線が切れた時、クライアント側の切断耐性ソフトはサーバーの代わりにアプリケーションからのデータを受け取り続ける(通信ができているように見える)。逆に切断耐性サーバは疑似的に、クライアントのアプリの代わりにサーバーからのデータを受け取り続けるような動作を行う(セッションが維持されているように解釈される)。

 研究所ではすでに東海道新幹線で実験を行っている。

【WTP2011(Vol.12)】トンネルで通信が切れても大丈夫!KDDI研究所の「切断耐性モバイル通信」

《編集部@RBB TODAY》

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