トヨタ伊地知専務「生産正常化は9月に前倒し」

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ元町工場
トヨタ元町工場 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は2日の決算発表の席上、震災からの生産復旧について「足元では調達上クリティカルな部品はほぼなくなった。従来より1か月早く、9月には生産挽回のフェーズに入れる」との見通しを示した。

【画像全2枚】

この見込みに基づいて同日、2012年3月期の同社単体の生産台数を従来比33万台上乗せの772万台に上方修正した。6月時点では震災の影響による生産減は45万台程度と見ていたが「15万台規模に縮小できる」という。

生産挽回に向け、9月以降は休日出勤や残業による増産を積極的に進める方針。計画では、9月に5直(2.5日分)、10〜12月に計10直(5日分)、さらに来年も1〜3月に5直の休日稼動を行うとしている。

生産の挽回により、在庫不足で販売シェアを落としている主力販売先の米国では「来年3月にはシェア14%程度と、震災前のレベルまで回復させたい」と展望した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  2. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  3. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 伝説のフェラーリ『F40』に着想、最新ワンオフ『SC40』発表…830馬力の電動スーパーカー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る