JFEエンジニアリングのタワー集光太陽発電、2013年にも実用化

自動車 ビジネス 企業動向
タワー式集光設備とヘリオスタット
タワー式集光設備とヘリオスタット 全 2 枚 拡大写真

JFEエンジニアリングは4日、タワー集光型太陽光発電(タワーCPV)技術の開発に成功したと発表した。

【画像全2枚】

同社は昨年6月、環境省の「集光型太陽光発電に関する技術開発」に関する委託事業を、三鷹光器、エネルギー総合工学研究所と協力して受託。鶴見製作所構内でタワーCPVの開発を行ってきた。

このタワーCPVは、ヘリオスタット(太陽追尾式ミラー)を用いて、太陽光を高さ20mのタワー上部に設置したレシーバーに集光、直接発電する。30基のヘリオスタットで行った実証試験では、集光倍率700倍、太陽電池モジュール1基で、最大26%の発電端効率を実現。従来型の太陽光発電システムと比較して、発電端効率は2倍以上となり、セルの単位面積当りでは、約1400倍の発電量を得ることができる。

同社は今年度、ヘリオスタットや太陽電池モジュールを増強し、1000倍の集光、および発電量拡大に向けた実証試験を継続。さらに、2012年度には、数MW規模までスケールアップした実証試験を行い、2013年度中の商用化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 日産『GT-R』生産終了、記念イベントを11月22-24日開催…歴代Rが一堂に
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る