パワー半導体の世界市場…2020年に4兆4837億円の予想

自動車 ビジネス 企業動向

富士経済は、パワー半導体デバイスの世界市場を調査し、その結果を報告書「次世代パワーデバイス&パワエレ関連機器市場の現状と将来展望2011」にまとめた。

パワー半導体は、次世代自動車の駆動モータ用インバータや新エネルギーシステムのコンディショナなど、様々な機器の電力損失を抑え、電力を最適に制御するもの。世界的な省エネ意識や環境意識の高まりから、パワー半導体の注目度は高まっており、応用領域も広がっている。

国内では東日本大震災の影響から太陽光発電システムなどへの関心が更に高まり、中国などでは風力発電システムへの投資が活発化していることなどから、各種インバータやコンディショナの需要拡大が予想される。また、現在実証実験が進められているスマートグリッドでもこのパワー半導体が重要な役割を担う。

2010年のパワー半導体市場は、前年比26.9%増の2兆0681億円、同社は2011年が2兆2079億円と2010年比で6.8%増になると予想した。また、今後市場は順調に拡大し2020年には4兆4837億円と2010年比で2.2倍になると予測した。

さらに、パワー半導体更生部材は2011年が1170億円、2020年には3555億円、パワー半導体製造装置は2011年が1453億円、2020年に3659億円を予測する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る