ダイムラーは13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11において、『コンセプトBクラスE-CELLプラス』を初公開した。
同車は、8月末に発表された新型『Bクラス』のEVバージョン。このタイミングでのEVコンセプトカーの出品は、新型の開発当初から、EV投入を想定していたと推測できる。
コンセプトBクラスE-CELLプラスは、エンジン併用型のレンジエクステンダー(航続距離延長)EV。モーターは最大出力136psを発生。二次電池はリチウムイオンバッテリーで、最大100kmをゼロエミッション走行できる。
バッテリー残量が少なくなると、発電専用の1.0リットル3気筒ガソリンターボエンジン(最大出力68ps)が始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。これにより、最大航続可能距離は600kmまで伸びる仕組みだ。
また、0-100km/h加速は11秒、最高速は150km/h。モーター走行を基本とするだけに、環境性能は非常に高く、CO2排出量は32g/kmを実現する。
ダイムラーは2014年、コンセプトBクラスE-CELLプラスを市販に移す計画だ。