シトロエンからも三菱 RVR ベースのクロスオーバー…C4エアクロス 誕生

自動車 ニューモデル 新型車
シトロエンC4エアクロス
シトロエンC4エアクロス 全 6 枚 拡大写真
シトロエンは9月29日、新型クロスオーバーの『C4エアクロス』を発表した。『C4』の名前は冠しているものの、C4とは設計に関係のない小型クロスオーバーだ。

C4エアクロスは、PSA(プジョーシトロエン)と協力関係にある三菱自動車からOEM供給を受けるモデル。三菱『ASX』(日本名:『RVR』)がベースだ。シトロエンは2007年、三菱『アウトランダー』をベースにした『Cクロッサー』を発表。このCクロッサーに続いて、三菱から供給を受けるクロスオーバー車が、C4エアクロスである。

RVRがベースだが、シトロエンC4エアクロスは前後ドアを除いた外板のほぼ全てを専用設計。とくにフロントマスクには、最新シトロエン車に共通するアイデンティティが表現された。

欧州仕様では、エンジンはPSAが開発した「HDi」と呼ばれるターボディーゼルがメイン。1.6リットルが最大出力112ps、最大トルク27.5〜28.5kgm。1.8リットルは最大出力150ps、最大トルク30.6kgm。トランスミッションは、ともに6速MTだ。

また欧州では、三菱製のガソリンエンジンもラインナップ。1.6リットルの排気量から、最大出力116ps、最大トルク15.5kgmを引き出す。

また、欧州以外の市場向けに、ガソリン2.0リットルを設定。最大出力は150ps、最大トルクは20.2kgmを発生する。ガソリン車のトランスミッションは5速MTが基本で、2.0リットルにはCVTも用意した。

駆動方式は、エンジンによって、2WDまたは4WDを組み合わせ。4WDは三菱製のシステムで、路面状況や走行条件に応じて、前後間に最適な駆動トルクを配分する。

シトロエンC4エアクロスは、2012年3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショーで初公開。2012年春にリリースされる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェが新型車を予告、『911』シリーズの可能性も
  2. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. 三菱の新型『eKスペース』デザインとこだわりに高評価! SNSでは「ドレスアップ版も期待」の声も
  5. レクサス NX、電動モデルのラインナップを拡充…2026年型を米国発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る