安川電機が発表した2011年9月中間期の連結決算によると、営業利益は前年同期比166.0%増の92億5200万円と大幅増益となった。
売上高は同13.3%増の1580億5200万円と2ケタの増収となった。主要セグメントのモーションコントロール、ロボットを中心に売上は好調に推移した。
モーションコントロールは特に海外での受注が好調だった。ロボットでは溶接・ハンドリング・塗装ロボットは、海外を中心とした自動車業界の受注が拡大した。
損益では為替差損の影響があったものの、増収の効果などから経常利益は同167.3%増の92億9800万円、当期純利益は同281.7%増の64億9300万円となった。
通期業績見通しはモーションコントロールの受注が減速していることや、急激な円高の進行、原材料価格の高騰で利益が減少する見通しから下方修正した。
売上高は前回予想よりも100億円マイナスの3100億円となる見通し。経常利益は60億円マイナスの140億円、最終利益は30億円マイナスの90億円に修正した。