レクサスは25日、11月1日に米国ラスベガスで開幕するSEMAショー11に、新型『GS』の「Fスポーツパッケージ」を出品すると発表した。
Fスポーツパッケージは、エアロパーツ、アルミホイール、サスペンション、ブレーキなど、レクサス車の性能をトータルで引き上げる純正オプションを装着した仕様。すでに、『IS』や『CT200h』にラインナップされている。
エクステリアで目を引くのは、開口部を大きく取った専用デザインのバンパー。フロントグリルはメッシュデザインとなり、リアにはディフューザーとトランクスポイラーが組み込まれる。見た目の迫力を増すとともに、エアロダイナミクス性能の向上も狙われた。
また、19インチの専用アルミホイールを採用。タイヤサイズは、2WD車の場合、フロント235/40R19、リア265/35R19だ。レクサスセダンの純正サイズとしては、過去最大だという。
サスペンションやブレーキも強化。サスペンションは、スタビライザーやブッシュが変更され、AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)にも専用チューンが施される。ブレーキは、フロントに大容量タイプを奢る。
インテリアは、16ウェイの電動調整が可能なスポーツシート、アルミペダル、ブラックヘッドライナー、アルミパネルなどを装備。オプションで、専用のレッドレザー内装が用意された。
新型GSのFスポーツパッケージは、米国では「GS350」グレードに設定され、2013年モデルとして発売予定。レクサスのマーク・テンプリン副社長は、「レースのノウハウを注入したFスポーツは、妥協のない高いパフォーマンスを実現する」と語っている。