日野自動車の白井芳夫社長は、7月に発売した小型トラック新型『デュトロ』のハイブリッド比率が約16%になったことを明らかにした。
白井社長は28日に都内で開いた決算会見で「新型デュトロは、大変好調な滑り出しを見せており、居住性とか視認性とか燃費ということがずいぶん高評価を得ている。7月の発売以来、前年比約1.5倍の受注を確保した」と説明。
その上で「トラックもハイブリッドの時代ということで、旧型車はだいたい5%位だったが、新型の(ハイブリッド)比率は16%位に上がってきている。とくに東京、名古屋、大阪といった都市部では比率が25%程度になっている」と述べた。
日野では、新型デュトロの発売開始から3週間時点でのハイブリッド比率が13%だったことを公表しているが、さらにその比率が増したことになる。
さらに白井社長は「チームハイブリッドを作って、お客様に最も燃費が良くなる運転の仕方を各ディーラーを通して講習会を開きながらお教えしている。こうしたことなどが浸透すればさらにハイブリッド比率が上がってくるのではないか」との見通しも示した。