【ホンダ BF250 大型船外機】ハイパーモデル、津波被災地でデビュー

自動車 ニューモデル モビリティ
万石浦の船着場に停泊するBF225。信頼を積み重ねてきた船外機である。
万石浦の船着場に停泊するBF225。信頼を積み重ねてきた船外機である。 全 13 枚 拡大写真

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。カキの養殖が盛んな袋状の内海・万石浦(まんごくうら)は、漁師と住民の必死の復興作業で、ようやく再起しつつある。

【画像全13枚】

その船着場に、カキの水揚げ船に装着されたホンダ『BF250』が出番を待っていた。精悍なアクアマリンシルバーの外装は吸気用のインテークとあいまって、やはりどこかF1マシンを連想させる。

発表会は地元漁師、漁協役員、多くのプレスが集まり、津波を乗り越えて出荷が始まった特産のカキが炭火で焼いて振舞われるなど、和やかに始まった。もともと、万石浦のこの地区は有限会社ホンダマリンサービス(柳田貴之社長)が地域密着のサービスとケアを展開し、BF225のユーザーが多い浜である。

■伝統の4ストロークをブラッシュアップ

BF250のエンジンをかける。目を覚ましたそのアイドリングは、意外なほど静かだ。回転フィーリングはとてもなめらかで心地よい。ホンダは1963年に船外機に参入して以来、ずっと4ストロークを貫いてきた。2ストロークエンジンは、燃料とともにエンジンオイルも燃やし、その一部を結果的に水中廃棄しながら運転されるからだ。「水上を走るもの、水を汚すべからず」……創業者・本田宗一郎の哲学が受け継がれている。

試乗ではまずこれまでのトップモデルBF225に、続いてBF250に乗船し、違いを体感した。BF225でも、船外機の乗船経験がほとんどない記者には十分速く感じられたが……。BF250の動力性能は、さらに上を行くパワフルなものであった。最高出力はBF225よりも25馬力アップの250馬力。風を真正面から受けると、目尻から涙が吹き飛ばされ後方に流れていく。

「本気で競ったら、BF225はすぐに見えなくなるくらい、置き去りにしちゃいますよ」試乗船の船長、内海修一さんがさらりと言った。

《渡辺 征治》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
  2. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  3. 新型トヨタ『セリカ』、2.0ターボ+4WDで復活か…全貌に近づく
  4. 【アウディ A6アバント 新型試乗】今の時代に貴重な、エレガントかつフォーマルユースにも応えるワゴンだ
  5. プロ施工現場でも採用、ソフト99のマイクロファイバークロス『レインドロップ クロスプロ2P』が単品発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る