トヨタ小澤副社長「相当な形で値上げをしている」…円高受け海外市場で

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタ自動車・小澤哲副社長
トヨタ自動車・小澤哲副社長 全 2 枚 拡大写真
トヨタ自動車の小澤哲副社長は9日、各国通貨に対し円高が進行していることを受けて日本からの輸出車両について「相当な形で値上げをしている」ことを明らかにした。小澤副社長は同日都内で開いた業績見通し説明会後、一部報道陣に対し語った。

小澤副社長は「ある地域については台数を落としてでもいいから値上げをして下さい、あるいはラインナップからこの車そのものを落として下さいというようなことも含めて対応している」と説明。

さらに「その結果がきょう(発表)の台数にも一部、やっぱり影響という形で出てきている」と述べた。トヨタは2011年度の連結販売台数見通しを従来の760万台から738万台に下方修正した。このうちタイの洪水による影響は23万台としているが、その一方で国内販売を5万台上方修正している。

小澤副社長は値上げによる具体的な影響台数や地域について明らかにしなかったが、今回の販売台数見通しの下方修正はタイ洪水だけではなく、円高を背景にした海外市場での値上げによる影響も織り込んだ格好となる。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る