東芝、リヨンでスマートコミュニティ実証事業…EV充電やカーシェアリングなども

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東芝、東芝ソリューションは、独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が行う「フランス・リヨン再開発地域におけるスマートコミュニティ実証事業」の委託先に選定された発表した。

東芝グループは今年1月から10月末まで事業の実施可能性調査を行っており、今回東芝グループが提案した合理性が評価されたと、している。期間は2012年1月から2016年3月末まで。NEDOの実証事業予算は約50億円。

実証事業はフランス第2の都市であるリヨン市でNEDOとリヨン市が共同で、都市再開発に合わせて新築するビルでPEB(ポジティブ・エナジー・ビルディング)を達成するための関連技術を導入。さらに情報通信技術を用いた太陽光発電遠隔監視システムや電気自動車充電・カーシェアリングシステム、都市再開発地域内でのエネルギー管理などの仕組みを構築する。

東芝グループは、実証事業の4つの分野の事業に関して、日本側の取りまとめ企業として一括で受託する。具体的には、都市再開発にあわせて新設されるビルの太陽光発電設備、LED照明システム、リチウムイオン二次電池「SCiB」などの蓄電池システムを導入する。

経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の「横浜スマートシティプロジェクト」に同社が導入するシステムをベースとしたHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)なども構築する。

また、太陽光発電などの再生可能エネルギーを効率的に電気自動車に供給するエネルギーマネジメントシステムや太陽光発電システムの遠隔監視システムなども導入する。さらに、家庭内での実証事業全体のエネルギー消費動向の管理と、これらの取り組みで収集したリアルタイムでの情報をとりまとめ、スマートコミュニティの実現を支えるコミュニティマネジメントシステムを導入する。

東芝グループは、実証事業を通して都市再開発の中で省エネビル・電気自動車などを含む、需要サイドから供給サイドまでを組み込んだスマートコミュニティに関する技術や事業性などについて検証する。

《レスポンス編集部》

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