【CES 12】東芝、7.7型有機ELタブレットなど新製品3モデル

自動車 ビジネス 海外マーケット
注目度ナンバーワンだった有機ELパネル採用の7.7型タブレット。画質が素晴らしかった
注目度ナンバーワンだった有機ELパネル採用の7.7型タブレット。画質が素晴らしかった 全 10 枚 拡大写真

CES012に先んじてプレスカンファレンスのトップを切ったのが東芝だ。8日に発表したのは有機ELを採用した7.7型タブレットや米国向けの55型4Kパネル搭載のグラスレス3Dテレビなど。なかでもタブレットは「今回のCESでもっとも大きなテーマ」と位置づける。

【画像全10枚】

カンファレンスで説明を行った東芝デジタルプロダクツ&サービス社の大角正明社長は、タブレットを「スマートホームに対応するデバイス」として位置づけ、そのためにも「2012年中にAVコントローラーなどのアプリケーションを提供」するべく準備を進めているという。会場ではそのデモも行われた。また、2012年春以降にも登場する予定のWindows8タブレットへの対応も検討していきたいとした。

展示されたそのタブレットは全4モデル。大きい順から13.1型、10.1型、7.7型、5.1型となり、この中で新製品となるのは10.1型を除く3モデル。10.1型タブレットは、日本国内で昨年12月に発売したばかりのAT700と同仕様の薄型モデル。近々、米国向けに販売を開始することが決定しているという。

この中でもっとも目を引いたのは有機ELパネルを使った7.7型タブレットだ。発色の良さ、美しさでは群を抜いており、画質でかなりの期待が持てる機種だ。詳細なスペックは発表されていないが、本体サイドにmicroSDカードスロットとミニUSB端子を装備し、カメラも搭載していた。重量は350g以下、厚みも最終的には8mmを切る予定でいるという。発売は2012年の半ばの予定。

5.5型タブレットは、21:9という超ワイドな画面を持っているのが特徴。少し前にあったディスプレイの大きい電話のイメージだ。画面は小さいながら横にすればシネマスコープサイズの映像がきっちりと収まり、2画面表示にも使えそうなサイズだ。横にはマイクらしきものが見え、タブレットというよりスマートフォンに近いような印象を受けた。発売時期は未定。

13型タブレットは、詳細スペックが何も決まっていないというが、ハイビジョン映像が楽しめる解像度を用意する予定らしく、説明員によれば地デジチューナーの内蔵も検討しているという。日本での先行発売になるということだが、厚さは10mm以下、重量1kg以下を目指しているとの説明もあった。発売時期はこのモデルも2012年半ばを予定している。

液晶TVの新製品として出展したのは、55型4Kパネルを用いた裸眼3D対応のグラスレス3Dテレビ。北米向け専用モデルということだが、LEDバックライトをエッジライト型とすることで薄型化を実現。デザイン性を重視する北米向け商品として開発を行ったという。さらに4Kの発売に合わせ、コンテンツの充実を図っていくとした。その他、日本で発売済みのウルトラブック「Porte'ge' Z830」の上位機となりそうな14型モデルの参考出品もあった。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  3. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る