FCMが発表した2011年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比53.6%減の1億4900万円と利益額がほぼ半減した。
売上高は同17.5%増の139億8200万円と2ケタの増収となった。電子機能材事業はスマートフォン・タブレット端末向けが好調だったほか、車載部品向けが復調した。電線・配線用ケーブル・通信用ケーブルなどの伸線加工を主とする電気機能線材事業は、銅価が前年同期より高値で推移した影響で増収となった。
収益では原材料価格高騰の影響で、経常利益は同53.9%減の1億7100万円、当期純利益が同61.8%減の9200万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。