三菱自動車、クラウド型電子商取引システムを構築

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新部品調達EDIシステム構成図
新部品調達EDIシステム構成図 全 2 枚 拡大写真

TISは、三菱自動車の部品調達EDI(電子商取引)向けシステムをSaaS型EDI『オンデマンド・サービス・バイ・ACMS』で構築したと発表した。

[写真:三菱アウトランダー(ジュネーブモーターショー12)]

三菱自動車では、サプライチェーンマネジメントを支える部品調達EDIのBCP(事業継続)対策としてオンプレミス型からクラウド型システムへの移行を検討していた。

TISは三菱自動車のEDIがスタートしてからこれまで、「ACMS」をベースとしたシステム構築、保守運用業務を担当していた。三菱自のEDI基盤のクラウド移行の検討でも、当初からクラウド技術の最新動向などの情報を提供、自社で提供するクラウドサービス「TISエンタープライズ・オンデマンド・サービス」を組み合わせたオンデマンド・サービス・バイ・ACMSを提案した。

三菱自動車では、EDIのBCP対策にクラウド活用が有効と考えていたものの、クラウドサービスに関する信頼性や堅牢性に不安があったが、オンデマンド・サービス・バイ・ACMSの基盤となっているエンタープライズ・オンデマンド・サービスがクラウドサービスとして高い信頼性や堅牢性がある点を高く評価し、最終的にはACMSがそのままクラウド環境で活用できるという点が決め手となって導入を決定したとしている。

三菱自動車は従来型システムを3年間運用した場合と比べて、今回のクラウド移行費と今後3年分の運用費の合計は、トータルで約2割のコスト削減になると試算している。

また、新システムでは、最短30分で高速なCPU、メモリ、ディスク追加など仮想サーバの処理能力を増強できるため、EDI上で処理するデータ量が急増しても柔軟に対応することが可能で、取引先の急増などにも柔軟な対応が可能になると、している。

《レスポンス編集部》

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