帝人とGMがCFRPを共同開発

自動車 ビジネス 企業動向
2011年12月、共同開発研究に同意。
2011年12月、共同開発研究に同意。 全 1 枚 拡大写真

帝人は、熱可塑性樹脂を使用した炭素繊維複合材料(CFRP)を自動車構造材として用途開発を推進するとともに、業務提携したゼネラルモーターズ(GM)との共同開発を本格化するための研究開発センターを米国に新設する。

同社は昨年12月、CFRPによるコンポジット製品の米国での事業化を加速するため、マーケティングと用途開発を担う子会社「テイジン・アドバンスド・コンポジット・アメリカ(TACA)」を設立した。今回、4月1日付けでTACAの内部に「テイジン・コンポジット・アプリケーション・センター(TCAC)」を開設する。

TCACは、米国でのCFRPの自動車用途開発活動を展開していくとともに、GMと自動車向けCFRPの共同開発にも取り組む。

帝人では今後、複合材料開発センター(御殿場)を研究開発の中核としながら、松山事業所内に建設中の熱可塑性CFRPの連続生産パイロットプラントや、TCACを有機的に連携させていくことでグローバル市場で自動車メーカー各社との取り組みを加速させる。また、自動車分野以外でのCFRP市場を開拓していく。

帝人は、今後急成長が予想される自動車用途、一般産業用途でCFRPのマーケット開拓を強力に推進し、早期にコンポジット製品事業を本格展開していく。2020年ごろには1500億~2000億円の事業規模を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  3. メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
  4. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  5. ルノー『ルーテシア』改良新型、燃費25.4km/L…エスプリ・アルピーヌ設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る