ダイムラーは3日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の3月世界セールスの結果を発表した。総販売台数は、3月としては過去最高の14万2278台。前年同月比は9.8%増と、29か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、メルセデスベンツが前年同月比11%増の13万1334台。スマートは1万0944台を販売したものの、前年同月比は2.8%減と6か月ぶりに前年実績を割り込む。
市場別では、西欧が前年同月比9.3%増の6万2821台と4か月連続で増加。このうち、地元ドイツは10.5%増の2万5932台だった。中国(香港を含む)は、1万7660台を売り上げ、前年同月比は16.1%増。2か月連続で前年実績を上回る。
また米国は、前年同月比7.7%増の2万3134台と、7か月連続で前年実績をクリア。ロシアは32.7%増、インドは6.9%増となるなど、いわゆるBRICs諸国では、引き続き好調だ。
メルセデスベンツブランドの2012年1-3月実績では、『Cクラス』が、前年同期比27%増の9万9660台と好調。『Eクラス』は3.4%増の5万7980台だ。『Sクラス』は2万1507台を販売し、前年同期比は27.5%増と大きく伸びる。新型発売を控えた『Aクラス』は17%増の2万0772台。
SUVでは、『Mクラス』が新型を投入した効果で、前年同期比19%増を記録。『Gクラス』は39.4%増となった。
メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の2012年1-3月世界新車販売は、前年同期比11.6%増の34万0877台。同社のヨアヒム・シュミット販売担当副社長は、「2011年の販売記録更新に向けて、2012年第1四半期(1-3月)は好調なスタートを切った」と述べている。