【北京モーターショー12】ホンダ伊東社長、中国倍増計画は「遅い!」

自動車 ニューモデル モーターショー
伊東本国社長と倉石中国法人社長(北京モーターショー12)
伊東本国社長と倉石中国法人社長(北京モーターショー12) 全 2 枚 拡大写真

ホンダの伊東孝紳社長と、本田技研工業(中国)投資の倉石誠司社長は23日、北京モーターショー会場で日本記者団と懇談し、伊東社長はこのほど打ち出した中国での販売倍増計画について「私は(3年で倍増では)遅いと、倉石社長に言っている」と述べた。

倉石社長はモーターショー開幕を前に、中国事業の中期戦略を北京で発表。このなかで2015年までの3年間に10機種以上の新モデルを投入、同年の販売を11年比で倍増させる計画を示した。

ホンダの11年の中国販売は約61万台にとどまり、99年に本格進出して以来、初めてマイナスとなった。東日本大震災などによる減産の影響が大きいものの、日本の他社に比べ、伸び悩みが顕著となっている。

15年までは毎年20万台規模と、ハイペースの販売増を計画しているが、伊東社長はもっとペースを早めたいとの意向を示した。ただ、08年秋のリーマン・ショック後に設備投資を抑制したため、今後の能力増には時間がかかるという事情もある。それでも伊東社長は「中国では確固たるものを築くよう、積極的に取り組みたい」と強調した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 昭和の子どもたちが憧れた「スーパーカー自転車」が50年ぶりに復活へ
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  5. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る