フェラーリ初の市販ハイブリッド車、年内発表が決定

自動車 ニューモデル 新型車
2002年に発表されたエンツォ フェラーリ
2002年に発表されたエンツォ フェラーリ 全 6 枚 拡大写真

イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリが現在開発を進めている市販ハイブリッド車。同車が、年内に発表されることが確定した。

これは10日、フェラーリが2012年第1四半期(1‐3月)決算を公表した場で明らかにしたもの。同社のルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、「年内にフェラーリ初の市販ハイブリッド車、『エンツォ』後継車を発表する」と宣言したのだ。

このエンツォ後継車、現時点では限定車であること以外、公表されていない。ただし、フェラーリは4月の北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、研究開発を進めてきたハイブリッドシステム、「HY-KERS」の進化形を披露。このシステムが、エンツォ後継車に搭載されると見られる。

最新のHY-KERS は、2モーター方式を採用。ミッドシップにV型12気筒ガソリンエンジンをレイアウトし、デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計した。さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウト。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続される。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄える。

フェラーリによると、排出ガス中の有害物質は、現行のV型12気筒ガソリンエンジン比で40%削減できるという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る