トヨタ自動車、自動車リサイクル法に基づく2011年度再資源化の実績を公表

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、自動車リサイクル法に基づく、ASR(自動車シュレッダーダスト)・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の2011年度(2011年4月~2012年3月)再資源化等の実績を公表した。

自動車リサイクル法において、自動車メーカー等は特定3物品の引取り、リサイクル・適正処理の義務を担っている。同社は、ASRについては豊通リサイクルに、エアバッグ類およびフロン類については業界共同で設立した自動車再資源化協力機構に業務委託し、全国における特定3物品の引取り・リサイクル・処理を適正かつ効率的に行っている。

その結果、トヨタの2011年度再資源化等実績は、ASRの引取りが66万台、重量にして14万tで、うち13万tを再資源化した。ASR再資源化率は通年で約93%となり、2007年度より継続して2015年度法定基準70%を大幅前倒しで達成、車両のリサイクル実効率に換算すると約99%の結果となった。

また、エアバッグ類の引取りは42万台(147万個)で、回収での再資源化率は94%と、法定基準85%を上回る水準を確保した。フロン類についても適正に破壊処理を行った。

同社が特定3物品の再資源化等に要した費用総額は、社内のシステム関連費、専任人件費を含めて66億8000万円。資金管理法人から払渡しを受けた顧客からの預託金総額70億2000万円を3億4000万円下回った。これにより、自動車リサイクル法施行後の2004年度からの累計収支は10億8000万円の赤字から7億4000万円の赤字に減少した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
  5. ヤマハが新型“3輪スクーター”発売!『トリシティ』125ccと155ccが大胆イメチェン、大型ディスプレイも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る