【シボレー ソニック 試乗】このユニークさを知らしめたい…岡本幸一郎

試乗記 輸入車
シボレー ソニック
シボレー ソニック 全 12 枚 拡大写真

『ソニック』はあくまでベーシックなコンパクトカーだが、小さいながらもシボレーらしさを感じさせるユニークなクルマだと思う。

エクステリアだけでなくインテリアも、アナログとデジタルを組み合わせたメーターはもちろん、写真では伝わりにくいかもしれないが、インパネまわりもけっこう奇抜なデザインとされていて興味深い。

走りについては、細かいことはなくはないが、とくに大きく気になる部分もなく、必要十分とお伝えしておこう。このセグメントながらCVTやDCTではなく、6速ATを搭載する点も特徴だ。

1700mmを超えた全幅や、JC08モードで10.9km/リットルという燃費(実際にはもっと良い)、約200万円という車両価格は日本市場ではハンデになりそうだが、似かよったクルマの多いBセグメントにおいて、個性的で若々しい雰囲気があり、日本車や欧州車にはないセンスを感じさせるクルマだと思う。また、輸入車ながら日本仕様のウインカーレバーが右側に設定されている点は特筆できる。

まずは、こうしたユニークなコンパクトカーが存在することを、できるだけ多くの人に知ってもらうべきだと応援したくなった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岡本幸一郎|モータージャーナリスト
1968年富山県滑川市生まれ。学習院大学卒業後、生来のクルマ好きが高じて自動車メディアの世界に身を投じ、自動車情報ビデオマガジンの制作、自動車専門誌の記者を経てフリーランスへ。近年はWEB媒体を中心に活動中。「クルマ好きのプロ」として、ユーザー目線に立った視点と幅広い守備範囲を自負する。

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る