日食メガネ、まだ使える! 6月に金星が太陽面通過

自動車 社会 社会
金星の太陽面通過(2004年6月8日)
金星の太陽面通過(2004年6月8日) 全 2 枚 拡大写真

 国立天文台によると、5月21日の金環日食に続き、6月6日には「日面通過」と呼ばれる金星が太陽面を通過する現象が起こる。今回の日面通過は、21世紀最後で、次は、105年後の2117年12月11日まで起こらないという。

 日面通過とは、太陽と地球の間に金星が位置し、太陽面を通過する金星を小さなほくろのように観察することができる。金星は、6日の午前7過ぎに太陽面を横切り始め、約6時間半かけて太陽面を横断するという。長時間の移動となるため、国内での通過経路の違いはほとんどなく、金環日食ほど時間を気にする必要もないようだ。
 
 たとえば、札幌で7時10分03秒に始まる外蝕は、那覇では7時11分49秒と、時間差は少ない。外蝕開始後約6時間半に渡って観察することが可能なので、都合のよい時間に見ることができるのも金環日食とは大きく異なる部分だ。

 ただ、観察方法には金環日食同様日食メガネが必要。国立天文台は、メーカーが安全を保証しているもの、太陽のまるい輪郭がはっきりと見える良質のものをすすめている。また、観察する際に、顔全体を日光から遮り、日食メガネだけに光が当たるようにすると、観察しやすくなるという。

 国立天文台では、日面通過各地予報を提供するWebサイトを公開しており、観察予定場所を入力するだけで、観察開始時刻や方角が表示される。前日までに調べてみるのも良いだろう。

日食メガネを捨てないで…6/6に金星が太陽面通過、次回は105年後

《湯浅 大資》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  2. いすゞとUDトラックスのトラック163台でリコール…フライホイールのカバーが脱落するおそれ
  3. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  4. 何が変わる? 国交省が自動車整備の「事業規制」を見直し…知っておくべき7項目
  5. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る