【F1 モナコGP】プレビュー…バンピーな路面と低速コーナーが特徴の市街地レース

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F1 モナコGP (2011年、ニック・ハイドフェルド)
F1 モナコGP (2011年、ニック・ハイドフェルド) 全 6 枚 拡大写真

第5戦までの全レースで異なるウィナーを生んだ2012年シーズン。第6戦開催地は地中海に面したモナコ公国の公道コースだ。

モンテカルロ市街地の全長3.340kmの公道サーキットはタイトで曲がりくねったコーナーから成っていて、エンジンのスロットルレスポンスが問われる。エンジンマッピングの特性目標は、タイトコーナーのエントリーと出口のレスポンスを高めるため、トップエンドとされる1万6000〜1万8000回転の間ではなく、比較的低めの1万5000〜1万7000回転で有効なトルクを引き出すことを狙うことになる。

コースの特長として、平均スピードは年間カレンダーで最小となる160km/h程度。全体の50%をわずかに上回る程度のフルスロットル区間は、専用トラックの70%に比べて顕著に少ない。トップスピードもトンネルセクションの290km/hが最大であり、DRSを使用すれば320km/hを優に超えた前回スペインGPとは対照的だ。

また、この市街地コースはバンピーなことで知られ、毎ラップ何回もレブリミッターが作動してしまう。エンジン内部機構には極めて過酷な条件であり、高い負荷が予想される。バンプを通過する際には、ナノ秒単位の話ではあるがマシンが地面を離れることがある。浮揚中にホイールの負荷が瞬間的に抜けるのがレブリミッター作動の原因で、これはタイムロスとエンジン破損の両面で好ましくない現象といえる。

《編集部》

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