ITS世界会議東京、“プローブ”と“高齢者等移動支援”に重点…渡邉会長

自動車 テクノロジー ITS
ITS世界会議東京、“プローブ”と“高齢者等移動支援”に重点…渡邉会長
ITS世界会議東京、“プローブ”と“高齢者等移動支援”に重点…渡邉会長 全 10 枚 拡大写真

4日、ITSジャパンの渡邉浩之会長は、2013年開催の「ITS世界会議東京」で重要となるテーマついて、市民が参加して集まる“プローブ”情報と、高齢者などの移動を助ける“運転支援システム”の2つがポイントになるとの考えを示した。

「2004年開催のITS世界会議名古屋では、ITSが研究開発の段階から実用化の時代に入ったことを宣言した」と語る渡邉氏は「ITSが実用化されて今何が変わりつつあるのかというのは、一つは“プローブ”です。一人一人の情報はそんなに価値のあるものではないが、何万人の情報を束ねると“通れる道マップ”のように社会的に意味を持つようになる」と語った。

加えて「プローブによってパラダイムシフトが加速すると考えていて、市民が参加して自分たちが“こんなにいいことをやっていたのか”ということが分かると、この技術に対して応援しよういうことになる。こういったものは、ITSの世界あるいは社会システムを作っていく一つのエンジンになり、これは企業のブランドまでに影響を及ぼし、まったく新しい時代の民主主義の形が出来上がりつつある」との考えを述べた。

また、「二つ目は、今の交通社会というは、健康で運転免許証を持った人といった限られた人のためのものとなっています。それを、車車間通信などで実現する運転支援システム・協調運転システムは、高齢者や体に障害にある人の移動を助けますし、安全にも効果があります。そういう新しい車のダイナミクス、運転の仕方といった新しい時代に突入する」と、話した。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る