2011年12月、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。7日、同社の買収先が決定したと、スウェーデンのメディアが報じている。
サーブの買収先として名前が挙がっているのが、ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン社。元ボルボ(商用車)のCEO、Karl-Erling Trogen氏が立ち上げたEVベンチャーで、中国(香港)の代替エネルギー会社と日本の投資会社が出資して、5月に設立されたばかりだ。
7日、スウェーデンのラジオ局、『sverigesradio』の電子版が報じたところによると、同メディアの取材に応じたサーブの地元、トロールハッタン市のAnnika Wennerblom市長は、「サーブを巡る買収交渉が決着した」と発言。同メディアは、「サーブの管財人とナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン社との間で、サーブの買収契約が成立した」と伝えている。