22日午後4時25分ごろ、東京都町田市内の市道で、路上で遊んでいた2歳の男児が交差点を右折進行してきた乗用車にはねられた。男児は収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた30歳の男を現行犯逮捕している。
警視庁・町田署によると、現場は町田市図師町付近で車線区別のない幅員約6mの道路。住宅地の中を通る道路で、横断歩道や信号機の設置は無い。2歳男児は兄弟や友人と路上で遊んでいたが、近くの交差点を右折進行してきたクルマの直前で転倒。そのままはねられたとみられる。
男児は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。警察はクルマを運転していた多摩市内に在住する30歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は住宅地の中。周囲は壁に囲まれており、見通しは非常に悪いという。調べに対して男は「左側に動いた子供に気を取られ、右側にいた子供を見落とした」などと供述しているようだ。男児は履いていた靴が脱げそうになり、転倒した疑いもあり、警察が事故発生の経緯を詳しく調べている。