F1、タイヤウォーマー禁止案が再浮上

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タイヤウォーマーを装着して出走を待つレッドブルのマシン(2012年・ヨーロッパGP)
タイヤウォーマーを装着して出走を待つレッドブルのマシン(2012年・ヨーロッパGP) 全 2 枚 拡大写真
バレンシアで急浮上したタイヤウォーマー禁止の提案。独占タイヤサプライヤーのピレリも必要であればコンパウンドの変更で応じるという約束も取り付けているようだ。

F1パドックに近寄るとまず感じるのはF1エンジンの爆音やガソリンの匂い、ガレージの喧騒。ファンの多くはおそらくそういったものを想像されるだろうが、実はF1パドックを覆っているのはディーゼル発電機の騒音と排気の臭いだ。

その目的は何かというと、電熱線で成り立つタイヤウォーマーであり、商用電源が国ごとに規格が異なることから、各チームは専らディーゼル発電機に依存しているのが実態だ。

マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュは、コンパウンドの改良によって安全上の懸念が払拭されるのであれば、ウォーマー禁止案は一考に値すると語る。

「現状のタイヤだったらウォーマーの禁止は自殺行為だ。これだけははっきりしている。ただタイヤコンパウンドが軟らかめに変更されるなら、グリッドから騒々しい発電機を一掃してウォーマー関連の費用を切り詰めるのはスポーツ全体の利益にかなうだろう。F1以外のフォーミュラの例を見ても、不可能とは考えられない。マクラーレンの場合、発電機とウォーマーを世界中に持ち歩いてグリッドを騒音の海とするのに30万ポンドを費やしているからね」

《編集部》

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