フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは6日、2012年上半期(1‐6月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は161万9000台。前年同期比は13%減となった。
販売が減少した大きな要因が、信用不安が続く欧州市場での不振。2012年上半期、英国は前年同期比1.4%増、ドイツは0.6%増と堅調だった。しかし、地元フランスは13.3%増、イタリアは21.5%減、スペインは10.2%減となるなど、大幅に落ち込んだ。
その一方、世界販売に占める欧州市場以外の割合が拡大。2012年上半期、中国では前年同期比7.5%増の20万9200台を販売。プジョー『308』やシトロエン『C4』が支持を集める。
また、ロシアの2012年上半期実績は、前年同期比14.7%増の4万1000台。市場シェアを3ポイント伸ばし、8.7%としている。