トヨタ自動車、ホンダ、フォードモーター。米国でハイブリッド乗用車をラインナップしている主要3社の、6月ハイブリッド車販売実績が出そろった。
各社の発表によると、6月に米国で最も売れたハイブリッド車は、引き続きトヨタ『プリウス』シリーズで、1万9150台を販売。昨年3月の東日本大震災後の減産の反動増という側面もあり、前年同月実績に対して4.4倍と、大幅増を記録した。
1万9150台の内訳は、プリウスが前年同月の2.6倍の1万1514台と、全体の6割を占有。また、3月に追加された『プリウスc』(日本名:『アクア』)は3657台、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)はこれに匹敵する3245台を売り上げる。
レクサスブランドでは、『CT』や『GS』、『RX』などを合わせて2671台。前年同月実績に対して、3倍以上の伸びを示した。
ホンダは、『シビックハイブリッド』が前年同月比31%増の548台と好調。しかし、プリウスとの開きは大きい。また、『インサイト』は51%減の494台、『CR-Z』は57%減の409台と、大幅に落ち込む。
フォードモーターでは、SUVの『エスケープ』が新型発売の影響で、前年同月比98%減の17台、中型セダンの『フュージョン』が18%減の797台。リンカーンブランドでは、『MKZ』が7%減の451台と、いずれもマイナスという結果だ。