デンソー、EV用相互電力供給システムを開発…急速充電にも対応

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デンソー、HEMSと連携した電気自動車用の相互電力供給システム
デンソー、HEMSと連携した電気自動車用の相互電力供給システム 全 2 枚 拡大写真

デンソーは、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)と連携した電気自動車(EV)用相互電力供給システム「Vehicle to Home(V2H)」を開発したと発表した。

今回開発したシステムは、HEMS用定置蓄電池に少しずつ貯めた電力を一度にEVに送ることも可能。電力契約を引き上げることなく、急速充電ができ、15分の充電で約20km走行可能な電力の充電を可能としている。

また、HEMSがその日のEVの走行予定と家庭内の電力使用量を予測することで、EVの電池とHEMS用定置蓄電池への充電およびこれらからの放電を最適に制御。太陽光発電の余剰電力を売電するかわりに、EVまたはHEMS用定置蓄電池に貯め、使用することで、エネルギーの地産地消を実現するとともに、電力ピーク時には貯めた電力を家庭内に戻すことでピークシフトを可能にする。

デンソーは、これまでにトヨタ自動車と共同でプラグインハイブリッド車(PHV)を使った交流によるV2Hに関する開発および実証実験を行ってきたが、今後は、PHV、EV両方の車両に対応するV2Hに関する実証実験を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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