7月30日午後11時ごろ、千葉県旭市内の国道126号で軽乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。軽乗用車は横転大破し、乗っていた2人が死亡。ワゴン車に乗っていた3人はクルマを放置して逃走したが、警察は後に運転していた男を逮捕している。
千葉県警・旭署によると、現場は旭市イ付近で片側1車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。交差点を進行する軽乗用車に対し、左方向から速度を落とさずに進行してきたワゴン車が衝突。軽乗用車は交差点内で横転、ワゴン車は路外に逸脱した。
この事故で軽乗用車を運転していた同市内に在住する65歳の男性と、同乗していた65歳の女性が頭部強打で死亡。ワゴン車に乗っていた3人はクルマを放置して逃走したため、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。
ワゴン車は茨城県内の会社が所有するものと判明し、この会社の関係者から事情を聞いていたところ、事故翌日の夜になって潮来市内に在住する26歳の男が警察に出頭。容疑を大筋で認めたことから、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
調べに対して男は飲酒運転の事実を認めるとともに、「初めての事故で気が動転した」などと供述しているようだ。警察では信号無視の可能性も考えられるとして、同乗者2人からも任意で事情を聞く方針だ。