テスラのEVセダン モデル S、コンポーネントを公開

自動車 ニューモデル 新型車
テスラ・モデル S コンポーネント
テスラ・モデル S コンポーネント 全 30 枚 拡大写真

米国のEVメーカー、テスラモーターズが6月22日より本国で納車を開始した『モデル S』。テスラモーターズ初の高級セダンEVとなる同車のコンポーネントが公開された。

モデル Sは、エンジンやトランスミッショントンネルが不要なため、車体前方の積荷スペース追加や、広いキャビンスペース、そして航続距離483kmを実現している。

また、重量のあるバッテリーを床下に取り付けることで、優れたハンドリングを可能にする重量配分を得たほか、バッテリーユニットとの組み合わせにより強いねじれ剛性を備え、特に側面衝突に対して高い安全性を確保しているという。

さらに、安定性とエネルギー効率を向上するために、加速するに従い車高調整を行うエアサスペンションがオプションで用意される。各リアホイールは個別に複数のガイドリンクがサスを支えるリアマルチリンクサスペンションとなる。ホイールは19インチと21インチを用意し、ブレーキシステムはテスラが設計しブレンボが開発したメインブレーキとセカンダリパーキングブレーキで構成される。

車体フロント部には、ステアリングラック、フロントアンチロールバー、サスペンションエアポンプ、ブレーキシステム用真空ポンプ、ABSブレーキとトラクションコントロール用ユニット、そして冷却システム用コンプレッサーが組み込まれている。

4.4秒で時速97kmに到達する加速性能を持ち、最高速は208km/h。トラクションコントロール、スタビリティコントロールも標準装備となる。

EVとしてゼロから設計され、バッテリーを中心にデザインはスタート。平面配置されたバッテリーユニットが車底の空気の流れを促進し、アルミニウム製のユニボディは大人5人と過去最大の積載スペースを用意する。

バッテリーは40kWh、60kWh、85kWhの3種類を用意し、120vと240vのコンセントに対応する。通常充電で4〜5時間、テスラ スーパーチャージャー(480v)を使用すると30分で容量の50%が充電できるという。

このスーパーチャージャーの詳細に関しては近いうちに公開されるという。また、独自形式である充電方式に関しては、CHAdeMO方式など各地域の方式に合わせたアダプタで対応していきたいとした。

《山本 一雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る