23日午前4時25分ごろ、福井県福井市内の国道8号を乗用車が逆走。順走してきた乗用車と正面衝突する事故が起きた。この事故で順走側の運転者が負傷したが、逆走車の運転者はクルマを放置して逃走。警察は後に25歳の男を逮捕している。
福井県警・福井署によると、福井市御幸4丁目付近の国道8号をパトロールしていた同署員が、接触痕のある不審な乗用車を発見。停止を命じたが、クルマは一方通行となっている国道8号の側道を逆走。そのまま本線へ進入。クルマはそのまま逆走を続け、福井市南四ツ居2丁目付近で順走してきた別の乗用車と正面衝突する事故を起こした。
この事故で順走側のクルマを運転していた26歳の男性が背中などを打撲する軽傷を負ったが、逆走車を運転していた男は車両を放置してて徒歩で逃走。警察が周辺捜索を行っていたところ、事故から約1時間30分後に100mほど離れた市道で不審な男を発見。逃走の事実を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
逮捕されたのは越前市内に在住する25歳の男。男は別の当て逃げ事故を起こし、その逃走中に警官に発見されたことで、さらに逃走を企てた可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。