1日、クルマ好きが集うカフェサロン『86 PIT HOUSE』がTOYO TIRES ターンパイクの頂上、大観山ビューラウンジ内にオープンした。同店のコンセプトは、“大人のための健全な早朝ドライブ”ということで、土日祝日は朝7時から、平日も8時30分からのオープンとなっている。
店内のメニューは、フレンチトースト専門店『LONCAFE』とのコラボレーションにより、同店限定のフレンチトーストなど6種類のメニューのほか、コーヒーなどの飲み物が提供される。
今回オープンした86 PIT HOUSEは、トヨタマーケティングジャパンが進めるスポーツカーカルチャー推進構想における活動の一環。店内は鏡の造形物が印象的であるが、特に86をプロモーションしようという印象はない。
同店を企画したトヨタマーケティングジャパンの喜馬克治氏は「この86 PIT HOUSEは、クルマを売るための活動というより、クルマを買っていただいた後に楽しんでもらうためのサービスで、僕らの狙いとしては“こういうインフラが日本全国に広がっていったらいいな”という、一つのプロトタイプとしての提案となります」と狙いを話す。
続けて、「店内は、86オーナーだけが心地いいものではなく、走ることが楽しい人、峠をあちこちいってみたい人、スポーツカー好きの人達などがフラットに楽しめる空間としてあります。コンセプトも“朝のドライブをしよう”ということで、天気がいい日は海から朝日が上って店内のリフレクションボックスに光が反射し異空間になる演出がされ、そこで最高の朝食を提供しようということでLONCAFEとのコラボレーションもしました」と特徴を語った。
喜馬氏は「こういった店のスタイルにインスパイアされて、いろんなところで休眠状態にある施設のリニューアルにつながるようであれば、86のロゴに関してもオープンライセンスにしていきたいと思っています」と、今後の展開への期待感を述べた。
同店は12月14日までの期間限定オープン、閉店時間は平日が午後5時30分、土日祝日は午後6時となる。