9月のスズキのインド新車販売、2か月ぶりに回復

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スズキ・スイフトの4ドアセダン、Dzire
スズキ・スイフトの4ドアセダン、Dzire 全 3 枚 拡大写真

インド新車市場でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは10月1日、9月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、9万3988台。前年同月比は9.8%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。

9万3988台の販売台数の内訳は、インド国内が8万8801台。前年同月比は12.7%増と、2か月ぶりに増加した。一方、輸出は5187台。前年同月比は23.1%減と、減少が続く。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で6万8957台を販売。前年同月比は3.4%増と、2か月ぶりの前年実績超えだ。中でも、2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『DZire』は24.3%増の1万1694台と好調だ。

また、Aセグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万2620台を販売。前年同月比は7.5%増と、15か月ぶりに回復する。

SUVやMPVなどのBセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入した効果が出て、トータルで7224台を販売。前年同月実績に対して、17倍以上もの伸び率を記録している。

マルチスズキのマネサール工場では7月18日、従業員による大規模な暴動が発生。工場の設備が破壊されたことを受け、7月21日から8月20日までの1か月間、操業を停止。このため、8月の新車販売は前年同月比40.8%減と大きく落ち込んだ。

8月21日、マネサール工場は生産を再開。現在、生産台数を徐々に、暴動前のレベルへ回復させつつある。

《森脇稔》

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