ビー・エム・ダブリューは10月5日、サブブランド「BMW i」シリーズのプラグインハイブリッド車『BMW i8』および電気自動車の『BMW i3』をいずれも2014年中に日本で発売する計画を明らかにした。
ビー・エム・ダブリューでプロジェクトBMW i ディレクターを務める丸山英樹氏は同日、都内で一部報道陣に対し、「『i3』の価格に関してはBMW3シリーズと5シリーズの間くらい。ちなみに3シリーズの『320i』は450万円、5シリーズの『523i』が610万円」と述べ、500万円前後の価格帯になるとの見通しを示した。
また発売時期は「2014年の第1四半期(1~3月)」とした上で、「その前に東京モーターショーがあるので、その時には価格や発売時期を発表したい」との考えを示した。
BMW i3はBMWのサブブランド「BMW i」シリーズのモデルとして専用設計された電気自動車で、量販車として初めて炭素繊維強化樹脂(CFRP)を車体の主材料に採用、最大航続距離は160kmとなっている。欧州では2013年に発売される予定。
BMW iシリーズでは専用設計されたプラグインハイブリッド車『BMW i8』もコンセプトが発表されている。丸山氏は「i8は2014年には出したい」とし、価格については「究極のスポーツカーなので、かなり高価なものになる」と述べるにとどめたが、数千万円台になるとの水準を示していた。