11月下旬にマツダから発売される予定の新型『アテンザ』。2月に発売を開始した『CX-5』に次ぐディーゼルエンジン搭載車種として注目されるが、新型アテンザがCX-5と大きく異なる点の1つに、MTが設定されていることがある。
新型アテンザには、SKYACTIV-MTと呼ばれる日本発登場の6速MTが採用される。短いシフトストロークと軽い操作感という相反する特性を両立していることを最大の特徴とし、軽快なシフトフィールを実現するために軽量でコンパクトな設計となっている。
SKYACTIV-MTは、シフトストロークの短さと操作感を高い次元で両立している『ロードスター』のシフトフィールを目標に開発が行われた。従来の6速MTのシフトストロークが約50mmであったのに対し、SKYACTIV-MTはロードスターの40mmに近い45mmに設定、その上で操作力を軽くするためにトランスミッション内部の構造が見直された。
また、ギア構造についても徹底的に見直し、一対のギアに異なる役割や複数の機能を分担させることで部品点数を削減、軽量・コンパクト化を実現した。
SKYACTIV-MTは、ディーゼル仕様のSKYACTIV-D2.2と組み合わされる。