富士通テン、車載用小型77GHz 3次元電子スキャンミリ波レーダを開発

自動車 テクノロジー 安全
富士通テン・車載用小型77GHz 3次元電子スキャンミリ波レーダ
富士通テン・車載用小型77GHz 3次元電子スキャンミリ波レーダ 全 2 枚 拡大写真

富士通テンは、前方、左右に加え、上下方向を加えた3次元で物体を検出できる「車載用 小型77GHz 3次元電子スキャンミリ波レーダ」を開発した。

【画像全2枚】

今回開発した製品は、前方検知用で、従来の前と左右に上下方向を加えた3次元をセンシングする。この結果、上方にある標識や道路の落下物などをより確実に検知できることから、道路上の障害物をより確実に離れた位置から識別できるようになる。

富士通研究所との共同開発による高度な信号処理技術、電波を送受信するアンテナ設計の工夫により、同社の最新2次元電子スキャンミリ波レーダと同等の手のひらに乗る程度の大きさを実現。大型車両から小型車両まで幅広い車両への取り付けを可能としている。

同社は、10月22日から26日に開催される「第19回ITS世界会議ウィーン2012」で、開発品について論文発表を行い、併設される展示会に出品。今後、さらなる改良を加えながら、2014年より自動車メーカー各社への納入を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「バンバン」が復活! スズキは二輪展示でも世界初、日本初が目白押し…ジャパンモビリティショー2025
  5. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る