【三菱 アウトランダー 発売】PHEVは2013年1月投入予定…益子社長

自動車 ニューモデル 新型車
三菱自動車工業取締役社長の益子修氏
三菱自動車工業取締役社長の益子修氏 全 30 枚 拡大写真

三菱自動車工業は、ミッドサイズSUV『アウトランダー』をフルモデルチェンジし、10月25日より販売を開始した。

2005年10月に発売された先代モデルは、3列7人乗りシートに加え優れた走行性能を実現し約66万台の発売を達成。新型アウトランダーは「Leading the New Stage」(SUVを新たな次元へと導く)というテーマを掲げ、先代の特徴を継承しながら、先進安全装備、高性能4WD等による優れた安全性能や、低燃費化技術、軽量化による環境性能の実現、外観、内装、走りなど全体的な質感の向上を目指し、三菱自動車の技術ノウハウを結集している。

新MIVEC(三菱の可変バルブタイミング)機構を採用した、2.0、2.4リットルのガソリンエンジン。2WD(2.0リットル)の「20G」と4WD(2.4リットル)「24G」「24G Safety Package」「24G Navi Package」と、計4グレードで構成される。INVECS-3、6速スポーツモードCVTとパドルシフトが組み合わされ、エンジン回転と車速がリニアに追従する新しい変速制御を導入しCVT特有の滑り感を抑える。

2.4リットルエンジンは先代モデルから22%の燃費向上を果たし、全車平成27年度燃費基準を達成、エコカー減税50%にも対応している。アイドリングストップ機能、ECOモードスイッチなど低燃費化技術「エコサポート」を全車に採用し、空気抵抗の低減や各部軽量化の徹底でボディは-100〜110kgを達成、パワーステアリングも電動化され低燃化に寄与している。

三菱自動車工業取締役社長の益子修氏は「先代の特徴であります、走りとユーティリティに一層の磨きをかけると共に、時代が求める安全性能、環境性能を取り入れることで、新しい時代のSUVへと進化させました。先進の安全技術イー・アシストを三菱車で初めて採用し、ぶつからない、はみ出さないように警告、操作し、前のクルマに付いて行く機能により、クルマはより一層頼れるパートナーになったと思います」と新型を紹介。

エクステリアはフロントグリルからヘッドライト、リアコンビランプからリアガーニッシュへの「一文字グラフィック」によるワイドなデザインが特徴。空気抵抗や風切り音低減のため、風洞実験を繰り返し、空力特性に優れた造形を追求し、CD値0.33とし先代よりも約7%の低減を実現した。

最大7人の乗員全てが快適でリラックスしたドライブを満喫できるよう、サードシートを先代よりシート幅を120mm広げ、4段階のリクライニング機構を新たに採用し快適性向上を図った。セカンドシートは6:4分割式、サードシートは5:5分割式を採用しシート収納時の荷室長を先代より拡大し1685mmとした。静粛性と乗り心地を追求した。新たにエレクトリックテールゲートも採用している。

新型アウトランダーの国内販売目標台数は1000台/月(2012年度)としている。また、グローバル戦略車として、世界市場に順次展開中。すでに発売を開始しているロシア(1万2000台超えの受注)、欧州に続き、今後はオセアニア、北米等への投入を計画。

益子社長は「新型アウトランダーの2012年度販売目標台数は、来年1月投入を予定しております、世界初のSUVプラグインハイブリッドEV、アウトランダーPHEVを除いて国内で5000台、グローバルで7万台を計画。先代モデルと同等の販売台数、言い換えれば新型は先代に対し、PHEV分を上乗せしていきたいと考えております。」と、『アウトランダーPHEV』の発売時期と新型の販売計画について語った。

《山本 一雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る