【ルノー ルーテシア 試乗】気負わず乗れるフレンチコンパクト…島崎七生人

試乗記 輸入車
ルノー・ルーテシア・ナイト&デイ
ルノー・ルーテシア・ナイト&デイ 全 12 枚 拡大写真

本国向けの『クリオ』(日本名『ルーテシア』)はパリサロンで新型が登場済みだ。

けれど日本向けのルーテシアについては、まだ従来モデルが現行型としてショールームに並ぶ。2010年2月のフェイスリフトで現在のルックスになったルーテシアだが、オーソドックスで気負わず乗れるコンパクトカーとして、まだまだ存在意義はある。

現在ラインアップに設定されているのは「ナイト&デイ」という仕様。外観では、落ち着いた色調の16インチアルミホイール、ダークメタル色のドアミラーやロワグリルバー、バッジ、濃色プライバシーガラスなどが専用となる。

インテリアでは、センターパネル始め、いわゆるピアノブラック調の加飾がポイントで、上質感の演出にひと役買っている。またシートもレザー調べのヘッドレストとサイド材の表皮を使用。さらに背もたれにはワンポイントの刺繍が入っていて、カタログの説明には「フロントシート」とあるが、実は後席にもヘッドレストを持ち上げると、そこに隠れて同じ刺繍が入れられている。装備では上級車並のオートライト、オートワイパーが標準なのが嬉しい。

走りはまずまず。高速でもヒタッと路面に接するタッチがルノーらしく、1.6リットルエンジン+4速ATで、街中から高速走行までなんなくカバーする。決して驚くほど静かではないものの、「自動車を走らせている感」がいかにも健全なクルマという印象だ。
  
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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