JR東海、岐阜羽島~京都間で雪対策を実施へ

鉄道 企業動向

JR東海は、冬季に東海道新幹線・岐阜羽島~京都間にある「関ヶ原・米原地区」を中心とした雪による遅れを最小限に抑えるため12月から来年3月までを冬期輸送対策期間と位置付け雪対策を実施すると発表した。

700系の車上カメラにより雪の舞い上がり状態を、地上カメラにより車両床下の着雪状況を、総合指令所でリアルタイムに把握、速度制限の要否を決定する。除雪や濡れ雪化を図っても車体へ付着してしまう雪は、高温高圧洗浄機により名古屋駅や新大阪駅で雪落とし作業を実施する。

また、ラッセル車、除雪機械(ロータリーブラシ式)による除雪を行う。従来型に代えて、今年度から順次導入する新型の除雪機械では、運転台を順方向・逆方向に2つ設置したほか、ブラシを反転させることで双方向の除雪ができるようにする。

雪の舞い上がり量を減少させるため、スプリンクラーでの散水による濡れ雪化を実施する。営業列車の前には、回送列車を運行し、線路上の雪を舞い上げて、車体に付着させることで、営業列車への着雪量を減少させる。

列車が走行する速度が速くなると、舞い上がる雪の量が多くなる。更に舞い上がった雪は車体に付着し、氷の塊となり、車体に付着した氷の塊が溶けると落下し、バラストをはね飛ばすなどの被害が出るおそれがある。このため、降雪時に速度規制を行っている。

《レスポンス編集部》

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