【イクリプス AVN-ZX02i + RSE0912 インプレ】9型VGAモニターのコンビで車内エンタメがもっと楽しく…会田肇

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富士通テン イクリプス AVN-ZX02iとRSE0912
富士通テン イクリプス AVN-ZX02iとRSE0912 全 16 枚 拡大写真

乗用車のカーナビのサイズとしては最大クラスの大きさとなるだろう9型大画面を実現し、その上でゲーム機『ニンテンドーDS』とのワイヤレス連携を実現したAV一体型メモリーナビ、それがイクリプス“ULTRA AVN”こと『AVN-ZX02i』だ。この秋に発売された9型VGA後席用モニター『RSE0912』と合わせ、その使い勝手をレポートしたい。

◆9型大画面のフラッグシップモデル

“ULTRA AVN”ことAVN-ZX02iはイクリプスのフラッグシップであり、そのナビ機能は同社のラインナップの中でも最も充実している。

16GBのSDカードに収録された地図データは、最大3年間無料の差分地図更新サービスの「マップオンデマンド」に対応。3Dハイブリッドセンサーによる高精度に加えて、細街路までしっかり案内してくれる。そしてなんと言っても本機の特長である9型の大画面は従来7型と比較すると画面面積で約1.8倍となり、視認性の向上はもちろん、操作ボタンのサイズアップによる使い勝手の向上にもつながっている。

地デジやDVDなどの映像ソースを再生する際の迫力あふれる映像も大きな魅力となるだろう。取り付け対応車種はアルファード/ヴェルファイアをはじめ、プリウス、フィット、ステップワゴンなど、業界最多の全16車種にも及ぶ。

◆市販向け商品唯一の首振り機能付き、後席用9型VGAモニター

ULTRA AVNと組み合わせて使いたいのが、この秋に登場した天井吊り下げ式9型VGA後席用モニター『RSE0912』。モニターは天井側に収納することができ、必要なときにモニターを起こして使用する。

モニターは角度だけでなく、左右に最大30度まで振ることができるので、乗車位置に合わせて最適なポジショニングができるのも大きな特徴だ。この市販向け製品としては唯一の機能を備えたことで、たとえばチャイルドシートに座っている子供に対して、真正面で映像を見せられるようになる。つまり、子供の目に対してより負担の少ない状態を与えられることにもなるのだ。

RSE0912は、周囲の明るさに応じて自動的に画面輝度を調整して見やすくする「オートディマー」機能も搭載。画面はVGAらしい緻密さでコントラストも高い。AVN-ZX02iとは専用ケーブルで結ばれるため、映像も一際美しい。

本体のデザインも秀逸だ。新開発した車種専用の取付部品で、天井に違和感なくスッキリと取り付けられ、収納時のフィット感・品質感も申し分ない。対応車種はアルファード/ヴェルファイアをはじめ、ノア/ヴォクシー、エスティマ/エスティマハイブリッド、ステップワゴン/ステップワゴンスパーダ、セレナとなっている。

◆家族ドライブに楽しさを演出する「クルマでDS」とiPhone連携

ULTRA AVNのもう一つの魅力である、外部機器連携にも触れておきたい。まずひとつは、日本国内でシリーズ合計約3000万台が販売された携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」との連携機能。

出掛けた先々で出題される「ご当地クイズ」もあり、出題される問題は全国で1万を超える。正解者は点数が加算され、合計点を同乗者同士で競い合える仕組みだ。クイズの出題は都道府県ごとにゆかりのあるキャラクターが登場し、方言を交えながら観光案内もしてくれるなど、好奇心をそそる工夫の中にも遊び心があって、親子で楽しめる。また、DSの手書き文字入力機能を使って子どもが目的地設定をおこなうことも可能だ。

さらに、イクリプスオリジナルのiPhoneアプリ「Driview」を組み合わせれば、iPhoneのカメラ映像に目的地の方角や右左折情報などを表示できるAR機能にも注目。既にリリースしている「リモトーク」「どこCar」「TwitDrive」「Carニュースリーダー」にも対応するなど、iPhoneリンクで一歩先を行くスペックを備えた。

DSやiPhone連携に加えて、9型大画面後席用モニターを装着することで、車内エンタテイメント性がよりいっそう高まることは間違いなし。家族の笑顔が絶えないドライブにつながる最高の組み合わせと言えるだろう。

《会田肇》

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