ヤマハ柳社長、インドにR&D拠点を新設

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ヤマハ発動機 柳弘之社長
ヤマハ発動機 柳弘之社長 全 6 枚 拡大写真

ヤマハ発動機の柳弘之社長は1月11日、同社の2輪車事業の量的拡大を担うインドに、開発会社を新設する方針を明らかにした。1月中に設立し、4月に本格稼働させる計画だ。

新設するのは「ヤマハ・モーターR&Dインディア」で、製品開発のみならず調達や生産技術領域もカバーしていく方針。当初80人の陣容で、ニューデリー郊外にある2輪工場内にオフィスを置く。

柳社長は「まずは市場品質に合致したコストダウンの取り組みから機能させたい」と述べ、最適な調達活動によりコスト競争力の強化につなげる方針を示した。インドの2輪市場は2011年で約1300万台であり、中国に次いで2番目の規模。柳社長は「人口当たりの保有台数はまだ少なく、近い将来に2600万台くらいまでの拡大が見込める」と見ている。

ヤマハはニューデーリー郊外の工場で年100万台の能力をもっているが、1月中には南部チェンナイで新工場の建設に着手、14年に稼働させる計画。新工場は18年までに180万台の能力をもたせ、既存工場と合わせ280万台の生産体制を構築する方針だ。

ヤマハのインドでの2輪販売は12年に40万台規模にとどまっているが、中期的には17年までに220万台規模に拡大させる方針。新設するR&D拠点で商品力やコスト競争力をサポートし、量的な拡大につなげる構えだ。

《池原照雄》

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