【デトロイトモーターショー13】キャデラック初のPHV、ELR 発表…2014年市販へ

自動車 ニューモデル モーターショー
キャデラック ELR(デトロイトモーターショー13)
キャデラック ELR(デトロイトモーターショー13) 全 22 枚 拡大写真
米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、キャデラックは1月15日(日本時間1月16日深夜)、デトロイトモーターショー13において、新型車の『ELR』をワールドプレミアした。

ELRは、キャデラックの新たな2+2のラグジュアリークーペ。デザインモチーフは、2009年に発表したコンセプトカー、『コンバージ』に求められた。キャデラック初の市販プラグインハイブリッド車(PHV)になる点が、ELRの最大の特徴だ。

GMはモーター走行を基本に、発電用のエンジンを備えたPHVシステムを2010年末、シボレー『ボルト』で実用化。この「エクステンディットレンジエレクトリックビークル」(航続距離延長EV)技術が、キャデラックELRにも応用される。

モーターは、最大トルク40.8kgmとパワフル。キャデラックによると、3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジンを、約12%上回るトルクを引き出すという。このモーターのおかげで、ELRは最大56kmのゼロエミッション走行が可能。EVモードでの最高速は100km/hだ。

二次電池は、蓄電容量16.5kWhのリチウムイオンバッテリー。バッテリー残量が少なくなると、発電用の1.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン(最大出力207ps)が始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を送ると同時に、バッテリーを充電する。これにより、ELRの最大航続可能距離は、480kmまで伸びる。

キャデラックは2013年後半、ELRの生産を米国でスタート。2014年に北米および世界市場へ投入する計画だ。GMのキャデラック部門のボブ・フェルグソン副社長は、「ELRは高級さと先進技術、前衛的デザインを備えたスポーティかつエコなクーペ」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. ネオレトロ感漂う新型ホイール「+81Wheel」、阿部商会「ラ・ストラーダ」ブランドから発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る