悪質な飲酒運転で2人死傷事故、被告は起訴内容を認める

自動車 社会 社会

昨年5月、愛知県津島市内の市道で乗用車を飲酒運転中に路外逸脱事故を起こし、高校生2人を死傷させたとして、危険運転致死傷罪に問われた47歳の男に対する裁判員裁判の初公判が21日、名古屋地裁で開かれた。被告の男は起訴内容を認めている。

問題の事故は2012年5月28日の午後11時55分ごろ発生している。津島市金柳町付近の市道(車線区別のない幅員約6.5mの直線区間)を走行していた乗用車が道路左側の路外へ逸脱。道路沿いにある理容店の前で立ち話をしていた15歳の男子高校生2人に突っ込んだ。

この事故で2人は死傷。警察はクルマを運転していた蟹江町内に在住する男を逮捕したが、事故当日の夕方から酒を飲み続け、直前にはコンビニエンスストアで買った酒も飲んでいたことが判明。これを受け、検察は危険運転致死傷罪で男を起訴していた。

21日に開かれた裁判員裁判の初公判で、被告は起訴内容を全面的に認めたが、続いて行われた冒頭陳述で検察側は「被告は以前から常習的に飲酒運転を繰り返してきた」と指摘。事故当時は直立していられないほどの泥酔状態だったことも明らかにした。

これに対して被告弁護側は「悪質な飲酒運転だが、被告は心から反省している」と主張。寛大な判断を求めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  2. ダイハツ『ロッキー』改良新型、新グリルで表情変化...インドネシアで発表
  3. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る