日産、中・重型商用車事業を東風汽車へ譲渡…中国合弁が新段階へ

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東風汽車の中・重型商用車
東風汽車の中・重型商用車 全 2 枚 拡大写真

日産自動車は1月26日、中国の合弁会社、東風汽車有限公司(DFL)の中・重型商用車事業部門と関連事業子会社を、合弁パートナーの東風汽車集団股份有限公司(DFG)に譲渡することで合意したと発表した。

DFLは2003年6月、日産とDFGが共同出資し、中国における合弁会社として設立。乗用車や小型商用車、中・重型商用車を含むフルライン自動車メーカーとして、中国市場の発展とともに成長してきた。

今回DFLでは、設立後10年にあたる2013年をひとつの節目ととらえ、中・重型商用車の事業を担当する商用車事業部門を分離することを決定。今後は、乗用車、小型商用車事業に、経営資源を集中させることになった。

日産はDFLの設立以来、中・重型商用車事業にも経営、開発、生産など、さまざまな分野において、独自の業務プロセスや管理方式を導入。DFLの事業の発展に大きく貢献してきた。今後、中・重型商用車事業はDFGの下で、開発能力のさらなる向上や国際化への対応を目指す。

なお、具体的な譲渡手続きは、今後中国政府当局の承認を受けた後に、実施される予定。日産自動車は、「DFLがこれまで培ってきた乗用車、小型商用車関連の資源を、さらに効率よく活用することで、DFLの事業基盤をより強固なものにしていく」と説明している。

《森脇稔》

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